KOEI乳酸菌

腸内細菌と免疫力の関係

ここではまず、加齢による腸内細菌の変化についてお話しします。具体的には、腸内細菌の種類および数の推移についてです。

乳幼児には優勢だったビフィズス菌は種類が入れ替わり、数も老年期になると少なくなり、逆に悪玉菌優勢の状態になります。そして、仮に健康が損なわれると、とたんに腸内のバランスが崩れ、悪玉菌が増加していきます。さらに、悪玉菌が増加すれば、ますます老化が促進されるという悪循環が始まるのです……。

「老化は腸から」?

加齢によって悪玉菌が増えたり、逆にビフィズス菌が減ったりすることは、右のグラフでご覧いただけるとおりです。


これらを踏まえて、老化と腸内細菌には密接な関係があり、特に「老化は腸から」始まることが、お分かりいただけると思います。



そもそも病原菌だらけの世の中にあって、私たちの多くがさしたる病気にもならず生きていけるのは、人間の体には生体防御機能として、さまざまな仕組みがあるからです。空気や食物に含まれている病原体が体内に入ってきた場合、抗体、リンパ球、マクロファージなどの免疫細胞が出動し、感染から体を守っています。

これと同時に、腸内に生息するビフィズス菌などの善玉菌が持つ効能の中には「体の免疫力を高める」という性質があります。ビフィズス菌がなぜ免疫に関与しているのかは完全には解明されていませんが、そのヒントとなるのは、ビフィズス菌が持っている抗体の存在です。

善玉菌の力

ヒトの消化器官をまっすぐに伸ばしてみると、その長さは全長で約9メートルにも及びます。そのうち、小腸は成人で約6メートル、大腸は約1.5メートルとされています。

それらの中に生息している腸内細菌は、善玉菌と呼ばれる有効菌と、その逆の働きをする悪玉菌とに分けられます。有効菌と呼ばれる善玉菌は、ビフィズス菌を含めた乳酸菌に代表されます。ビフィズス菌の種類は20種類以上に分類され、ヒトの腸内には5種類が生息しているといわれています。

ビフィズス菌は、大腸菌などの悪玉菌と違い各種の生体調整機能を持つ菌であり、その働きのひとつには、体の免疫力を高めるという項目があります。

免疫とは、つまり、さまざまな病原体や細菌類が体内のバリアをくぐり抜けて腸内に到達しても、これらの抗体が働き、体外に排泄してくれる機能です。

そう考えると、人間の免疫力を支えているのは、実はビフィズス菌などの善玉菌であるということがいえます。ビフィズス菌と免疫は二人三脚でヒトの健康に役立っているのです。

逆に、腐敗菌などの悪玉菌は免疫力を低下させると考えられています。感染症や癌予防の点からも、善玉菌優勢の腸内環境が必要と考えられています。

乳酸菌の新しいステージ

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